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石膏ボードの処分方法とは?処理方法について専門家が分かりやすく解説

2025.06.30

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建築業、工務店、解体業者など、建設現場で頻繁に利用される石膏ボード。その処分方法を正しく理解していますか?「石膏ボード 処分」について、適切な処理方法や注意点、費用を抑えるコツまで、専門家が分かりやすく解説します。

1. 石膏ボードとは?

石膏ボードは、石膏を芯材に、両面を厚紙で覆った建築材料です。防火性、遮音性、断熱性に優れ、施工が容易なことから、内装材として広く普及しています。

1-1. 石膏ボードのメリット

火防性が高い:石膏は不燃材料のため、火災時の延焼を防ぎます。

遮音性に優れる:音の伝わりを軽減し、快適な空間を実現します。

断熱効果がある:熱伝導率が低く、冷暖房効率の向上に貢献します。

施工が容易:軽くて加工しやすいため、工期短縮につながります。

コストパフォーマンスが良い:比較的安価な材料です。

1-2. 石膏ボードのデメリット

水分に弱い: 水に濡れると強度が低下し、カビが発生しやすくなります。

割れやすい: 衝撃に弱く、運搬や施工時に注意が必要です。

リサイクルが難しい: 特殊な処理が必要な産業廃棄物です。

2. 石膏ボードは産業廃棄物として処理が必要

石膏ボードは、建設現場だけでなく、リフォームやDIY等で発生した場合も、その量に関わらず、基本的に産業廃棄物に分類されます。ただし、少量かつDIY等で排出される場合は、自治体によって一般ごみとして扱われるケースもあります。ご不明な場合は、お住まいの自治体にご確認ください。

2-1. 石膏ボードを正しく処理しないと罰則を受ける

石膏ボードの不法投棄はもちろん、処理委託基準を満たさない業者に処理を委託する等の不適正処理も、廃棄物処理法違反となり、罰則の対象となります。5年以下の懲役もしくは1,000万円以下の罰金、またはその両方が科せられます。法人であれば、3億円以下の罰金となる場合もあります。また、排出事業者責任として、処理を委託した業者が不法投棄した場合でも、排出事業者に責任が問われる可能性がありますので、委託業者の選定には十分注意が必要です。

2-2. 石膏ボードの状態が処分費用に影響する

石膏ボードの処分費用は、その状態によって変動します。分別が適切に行われており、破損が少ないほど、処分費用を抑えることができます。

3. 石膏ボードを産業廃棄物として処理する方法

石膏ボードを処分するには、主に以下の2つの方法があります。

3-1. 産業廃棄物処分業許可を持つ業者へ依頼する

収集運搬から中間処理、最終処分まで、一括して委託する方法です。中間処理では、石膏ボードを破砕・選別し、リサイクルまたは最終処分に適した状態にします。マニフェスト伝票を用いて、処理の流れを適切に管理する必要があります。手間がかからず、確実な処理が可能です。当社では、石膏ボードの収集運搬、中間処理、最終処分まで一貫して承っております。

3-2. 処分場へ自分で持ち込む

中間処理済みの石膏ボードを、処分場に直接持ち込む方法です。運搬費用を抑えられますが、事前に処分場との調整や、適切な運搬方法の確保、マニフェスト伝票の交付・管理が必要です。当社では、持ち込み処分も受け付けております。

4. まとめ

石膏ボードは、建設現場で欠かせない便利な材料ですが、その処分には注意が必要です。産業廃棄物として適切に処理しなければ、法律違反となるだけでなく、環境問題にもつながります。

<体験談>

以前、石膏ボードの処分を他の業者に依頼した際、想定の3倍以上の費用がかかりました。貴社に相談したところ、適切な分別方法や運搬方法、中間処理施設の紹介などのアドバイスをいただき、最終的に約40%のコストを削減することができました。迅速かつ丁寧な対応に加え、費用削減効果が大きく、大変感謝しています。(建設会社 担当者様)

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