NEWS

お知らせ

富士山の「森林限界」、最近40年で上昇 温暖化影響か!?

2020.12.04

カテゴリ

こんにちは! タムラエンバイロの河野です。(^^♪

 

コロナ禍で大阪が「モデル赤信号」を発令しましたね(;´Д`)

いつになったら終息するのか先行きが不安ですね、、、

 

さて、本日のトピックスは、富士山のお話です。

富士山で樹木が生育できる境界線となる5合目付近の森林限界が、最近40年で上昇し

ていることが新潟大学と静岡大学の共同研究で分かったそうです。

地面を覆うように広がっていたカラマツの樹形が、直立するように変化したことも

確認され、地球温暖化の影響によるものと研究者はみているそうです。

 

森林限界は、高山など冬の強風や低温、乾燥など厳しい環境のもとで樹木が生育で

きる境界線のことで、富士山では5合目付近にあたります。

 

新潟大の佐渡自然共生科学センターの崎尾均教授(森林生態学)は、学部生だった

1978年から富士山の森林限界での実地調査を開始。静岡県のNPO法人などとともに

2018年まで40年間にわたり、標高2400メートルの南東側斜面で、高さ1・3メートル以

上の全ての樹木の個体数、成長、形などの変化を調べられてます。

 

調査の結果、40年前に比べ、森林限界にあるカラマツ林の上端部が斜面上で約30メ

ートル上方に移動し、付近の個体数も増えていた。また、地面をはうようにテーブル

状に広がっていたカラマツが、直立して生えるようになったことも分かったそうです。

 

崎尾教授は「カラマツの樹形が大きく変わったのは温暖化などの外部要因によるも

の」と説明する。同教授によると、50年間で山頂付近の6~9月の平均最高気温は約2度

上昇。1年のうち樹木が成育できる期間が長くなったことや、CO2濃度が上昇したこと

で、盛んに光合成が行われるようになり、冬の強風や低温などにも耐えられる強固な

幹や枝が形成されるようになったとみる。との事。

 

高山系の生態系は、気候変動の影響を受けやすいとされる。崎尾教授は「富士山の

森林限界の変化を追跡することで、気候変動が及ぼす影響をいち早くとらえ、標高の

低い生態系への影響を予測することも可能になる」と研究の意義を強調されています。

 

コロナ禍もとても不安ですが、地球温暖化問題も切実な問題ですね。”(-“”-)”

 

CONTACT

お問い合わせ

産業廃棄物のご相談は以下の電話番号・フォームからお問い合わせください。

083-941-0883【受付時間】8:00〜17:00(平日のみ)