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【2025年最新版】石綿(アスベスト)含有廃棄物の適正処分ガイド|対象・方法・費用・法律まで徹底解説

2025.08.19

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老朽化した建物の解体や改修、災害時の建物損壊に伴い、石綿(アスベスト)を含む建材の処分が急増しています。特に、建設業・解体業・不動産管理会社・自治体関係者・工場関係者などは、法律に基づいた適正処理が求められ、違反した場合の罰則も厳格です。

本コラムでは、「石綿含有 処分」で検索された皆様に向けて、石綿含有廃棄物の種類・処分方法・費用・処理業者の選び方・法令と罰則までを詳細に解説します。安全・確実な処分のために、ぜひ最後までご覧ください。

1. 石綿(アスベスト)とは?|基礎知識と健康被害リスク

石綿(アスベスト)は、かつて建材や断熱材として広く使用された天然鉱物繊維です。耐熱性・耐久性・防音性に優れていましたが、微細な繊維が肺に侵入すると、肺がん・中皮腫・石綿肺など重篤な健康被害を引き起こすため、2006年に全面使用禁止となりました。

現在でも、古い建物には石綿含有建材が残っており、解体や改修の際に発じん(粉じん飛散)による健康被害が懸念されます。そのため、法令により専門的な除去・収集・処分が義務付けられています。

2. 石綿含有廃棄物の具体例と見分け方

以下は、現場でよく見られる石綿含有建材・廃棄物の例です。

主な石綿含有廃棄物

スレート屋根材、波板

石膏ボード、ケイ酸カルシウム板

吹付け材、断熱材(配管・ボイラー)

ビニール床タイル、接着剤

耐火被覆材、煙突材

見分け方と注意点

見た目での判別は困難で、事前調査・分析(定性分析)が義務

解体前の調査結果をもとに、処理計画を立案する必要あり。

3. 石綿含有廃棄物の適正処分方法|収集運搬・処理の流れ

処分の流れ(概要)

1)事前調査と飛散防止措置:除去作業は専門業者が防護設備を整え施工。

2)密閉・梱包:除去後の廃棄物は、専用の密閉袋に入れ、飛散防止。

3)収集運搬:産廃許可業者が専用車両で運搬。

4)中間処理・最終処分:飛散防止措置の上で最終処分場へ埋立処分。

注意点

作業中の飛散対策と作業員の安全管理が最優先。

マニフェスト(電子・紙)の運用が必須。処理の全工程が記録されます。

4. 処分費用の目安と費用削減のポイント

石綿含有物の処分は高額になる傾向があります。費用構成は以下の通りです。

費用の目安

調査・分析費:30,000〜100,000円

除去・梱包費:100,000円〜/m²(飛散性あり)

収集運搬費:30,000円〜/回

処分費:50,000〜150,000円/t

費用を抑えるには?

分別徹底:非含有廃棄物と混合しない。

早期相談:計画段階で見積取得。無駄な工程・再作業を防止。

一括委託:調査・除去・処分をまとめて依頼しコスト最適化。

5. 法律で定められた処理義務と規制内容

適用される法令

大気汚染防止法:作業届出・飛散防止義務。

廃掃法(廃棄物処理法):排出者責任・マニフェスト義務。

労働安全衛生法:作業員の健康管理義務。

処理時の義務

処分は都道府県知事許可の最終処分場へ埋立。

すべての工程で飛散防止対策の徹底

6. 違法処分のリスクと罰則|排出者責任に注意

違法な処分や飛散事故は、排出者にも重大な責任が及びます。

罰則の例

排出者:3年以下の懲役 or 300万円以下の罰金

業者:5年以下懲役 or 1,000万円以下の罰金

法人:最大3億円の罰金、行政処分もあり

※監督官庁への届出義務違反も罰則対象になります。

7. 許可業者の選び方と依頼時の注意点

選定のポイント

石綿関連業務の作業実績と資格(特別管理産業廃棄物処理業)

許可証の有無:収集運搬・中間処理・最終処分

マニフェストの対応力と安全管理体制

注意点

見積には「除去・運搬・処分」すべての費用が含まれているか確認。

現地調査・見積り無料の業者も多数あり。まずは相談を。

8. 【業種別】石綿含有物の処分事例(詳しい事例追加)

建設業・解体業の事例

案件内容:築40年の商業ビル解体。外壁材に非飛散性石綿が判明。

対応:防護措置のうえ撤去し、破砕せずに密封運搬。

成果:行政監査クリア、安全管理で現場停止なし。

不動産オーナーの事例

案件内容:マンションの空室リフォーム。キッチン壁面の石膏ボードに含有。

対応:部分撤去し、他室に影響を与えず施工。

成果:入居者からの信頼維持、処理証明を提出。

自治体・公共施設の事例

案件内容:小学校の改修工事。天井材に石綿含有。

対応:長期休校中に作業。周辺への告知・安全策を徹底。

成果:地域住民の安心感確保、メディア対策にも成功。

工場の事例

案件内容:老朽配管の撤去作業。断熱材に飛散性石綿。

対応:作業員全員に防護装備を着用、飛散ゼロ管理。

成果:作業事故ゼロ、CSR報告書で対外的信頼性向上。

9. よくある質問(Q&A)

Q1. すべての古い建材に石綿が含まれているのですか?

 いいえ、年代・材質により異なります。調査で判明します。

Q2. 少量でも処分依頼できますか?

はい、1袋単位から回収可能な会社もあります。

Q3. 緊急対応は可能ですか?

はい、即日対応もご相談いただけます。

10. 無料相談のご案内|安全・確実な処分をサポート

石綿含有物の処分は、安全・法令遵守・コスト管理のバランスが重要です。当社では経験豊富な専門スタッフが、調査から処分までワンストップで対応いたします。

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