
COLUMN
コラム

【保存版】解体工事における産廃処理の全知識|廃棄物種類・費用・法規制まで完全ガイド
2025.07.22
カテゴリ
はじめに|「解体=産廃」は常識。適切な処理が事業の信用を守ります。
解体工事は、建物を取り壊すだけでは終わりません。
取り壊しによって発生する大量の廃材・廃棄物、つまり「産業廃棄物」の適正処理が、その後の建築プロジェクト、行政手続き、さらには企業の信頼性に大きく関わります。
しかし、現場ではこのような悩みも多いのではないでしょうか?
・どの廃棄物が「産廃」に該当するのか不明
・処理費用の相場が分からず、見積もりに不安がある
・マニフェスト制度や法令遵守ができているか心配
本コラムでは、解体業者・建設業者の実務担当者向けに、「解体×産廃」処理の基本から応用までを徹底解説します。
無料相談の活用で、コストとリスクを同時に削減する方法もご紹介します。
目次
1. 解体工事と産業廃棄物の関係とは?
建物を解体すれば、膨大な廃材が出ます。これらはすべて**産業廃棄物(産廃)**に該当する可能性があります。
なぜ産廃処理が重要か?
・法的義務:廃掃法により、適切な処理が事業者に義務付けられている
・環境保全:適正な処理がなされない場合、不法投棄や環境破壊の原因に
・社会的信用:違法処理や不適正処理は、企業の信頼を大きく損なう
2. 解体で発生する産業廃棄物の種類と分類
以下のようなものが、解体工事で多く発生する産廃です。
種類 | 具体例 | 特徴 |
がれき類 | コンクリート塊、アスファルト塊、レンガ | 重量物。リサイクル可能な場合あり |
木くず | 柱、梁、足場、パレット | 焼却またはバイオマス燃料に |
廃プラスチック類 | ビニール、断熱材、塗装材 | 焼却処分。混入物に注意 |
ガラス・陶磁器くず | サッシ、タイル、便器 | リサイクル困難な場合も |
石膏ボード | 壁材、天井材 | アスベスト混入の有無に注意 |
金属くず | 鉄骨、配管、電線 | 有価物として売却できることも |
混合廃棄物 | 分別が不十分な場合 | 分別手間が増し費用も増加 |
【ポイント】
石綿(アスベスト)含有物は別扱いで、特別管理産業廃棄物に該当します。
3. 法律で定められた処理ルールとマニフェスト制度
3-1. 廃棄物処理法の概要
・排出事業者責任:産廃は排出者が最終責任を負う
・処理委託のルール:適正な許可業者に委託しなければならない
3-2. マニフェスト制度(電子・紙)
・処理の流れを記録する管理票制度
・処理が適切に行われたかを6ヶ月以内に確認する義務あり
・電子マニフェスト(JWNET)を導入すれば効率的
4. 解体現場での分別処理の重要性とコツ
なぜ分別が重要か?
・コスト削減:分別が徹底されると、再資源化できるため処理費が安くなる
・処理時間短縮:混合廃棄物は後処理に時間がかかる
・法令遵守:建設リサイクル法により、分別解体は義務
現場での分別のコツ
・工種別に分別容器を配置
・解体の順序を設計段階で工夫
・中間処理業者と連携した回収体制構築
5. 産廃処理のフロー|収集・運搬から最終処分まで
1) 現場分別・仮置き
2) 許可業者による収集運搬
3) 中間処理(破砕・選別・焼却等)
4) リサイクルまたは最終処分
5) マニフェストで管理記録を保存
【注意点】
収集運搬と中間処理で別々の許可が必要。違法業者への委託は処罰対象になります。
6. 費用の目安とコストダウンの方法
廃棄物種別 | 処理単価(目安) | 備考 |
がれき類 | 6,000〜15,000円/t | 再生砕石として再利用可 |
木くず | 10,000〜20,000円/t | 状態次第でバイオマス利用も可 |
廃プラ類 | 20,000〜30,000円/t | 混入により処理費用増加 |
石膏ボード | 15,000〜25,000円/t | アスベスト含有で費用倍増の可能性 |
コスト削減のポイント
・事前の適切な分別指導
・処理業者との長期契約で単価交渉
・一括処理ではなく材質別の処理で再資源化比率UP
7. 違法処理のリスクと実例
・無許可業者に委託 → 不法投棄事件で排出者が行政処分
・マニフェスト不提出 → 罰則・行政指導の対象
・混合廃棄物として排出 → 処理不能による返送や追加料金
8. こんな時どうする?現場でよくある産廃処理Q&A
Q1. 一般廃棄物とどう違う?
A. 解体に伴う廃材はすべて産業廃棄物に該当します。
Q2. 少量でも処理を頼める?
A. 軽トラ1台分からでも対応可能です。
Q3. 途中で処理方法を変更したい場合は?
A. マニフェストの修正が必要です。事前にご相談ください。
9. 専門業者に依頼するメリットと選び方
・法令遵守が確実
・分別・収集・マニフェスト一括対応可能
・コストパフォーマンスの高い処理方法を提案してもらえる
業者選定時のチェックポイント
・収集運搬・中間処理の許可の有無
・電子マニフェスト対応可否
・実績と処理量の透明性
・柔軟な相談・対応力
10. 無料相談のご案内|最適な解体・産廃処理を支援します
「分別の方法が分からない…」
「処理費用が予想以上に高い…」
「マニフェストがややこしい…」
そんなお悩みに、専門スタッフが無料でご相談対応いたします。
【無料相談でできること】
・現場に最適な分別方法の提案
・許可業者の紹介と運搬ルートの設計
・マニフェスト作成や法令対応のアドバイス
・費用のシミュレーションと見積もり
11. まとめ|「解体 産廃」はプロに任せて安心・安全・適正処理を
解体工事に伴う産業廃棄物の処理は、単なる後処理ではなく、事業の信頼性や収益性にも直結する重要業務です。
現場担当者の負担を減らし、確実かつ適正な処理を実現するためには、専門業者への依頼と無料相談の活用がカギです。
12. タムラエンバイロなら
産業廃棄物の運搬・処理のプロフェッショナルとして、収集運搬~最終処分までワンストップで対応しています。現在、残土の収集運搬や処分のご相談が増えてきており、豊富な車両で迅速な収集運搬対応を行っております。また、800台以上のコンテナを保有しており、工事現場に設置するなど好評いただいております。
山口県全域をカバー!年間ご相談件数300件以上!まずは相談してみませんか?
無料相談受付中!
・見積もりはもちろん、補助金申請のアドバイスも行っています。
・お電話・メール・オンライン相談も可能です。
・ご相談いただいたお客様には、事業紹介資料のプレゼントもご用意しております。
新着情報
現在、SDGsについてのお知らせはありません。
現在、研究報告はありません。
サービス
タムラエンバイロは収集運搬・中間処理・最終処分まで、ワンストップで対応可能。
産業廃棄物の運搬・処理のプロフェッショナルとして、お客様のご要望にお答え致します。