PCB

PCB

PCBの処理で
よくある課題

  • 収集・運搬から処分までワンストップで依頼できる業者を探している
  • 廃棄物の最適な処理方法を提案してほしい
  • フットワーク軽く動いてくれる業者を探している
  • 既存の業者の対応が良くないので、切り替えを行いたい

タムラエンバイロでは、
ワンストップで解決できる
ソリューションを提供致します

STRENGTH

タムラエンバイロの強み

01

収集運搬から処分まで
一貫した処理システム

タムラエンバイロは、廃棄物の総合中間処理施設だけでなく、長門市に安定型最終処分場を完備しています(キャロットたむら)。 廃棄物の収集運搬から中間処理、そして最終処分までの一貫した処理システムで安全・安心の処理フローを実現します。

02

山口全域のネットワークで
最適なリサイクルフローを構築

廃棄物は多種多様。 品目によって処理を得意とする廃棄物は会社によって様々です。タムラエンバイロでは、廃棄物の処理を実現すべく、同業他社との幅広いネットワークを山口全域で連携。お客様の廃棄物処理の窓口として、最適な処理、リサイクルフローを構築します。

03

若手社員ならではの
軽いフットワーク力

タムラエンバイロの強みは、若い社員が中心の営業体制であること。 20代、30代を中心とした若手社員ならではの軽いフットワークと若さで、お客様ご要望にスピーディかつ丁寧に対応していきます。 他の廃棄物処理会社にはないエネルギーがタムラエンバイロの源です。

PCB(ポリ塩化ビフェニル)とは

PCB(ポリ塩化ビフェニル)とは、化学的に合成された有機塩素化合物の一つで、ベンゼン環が二つ結合したビフェニルと呼ばれる物質に含まれる水素(10個あります)が塩素に置き換わった化学物質です。置き換わった塩素の数や位置により209種類の異性体があって、これらを総称してPCB(ポリ塩化ビフェニル)といいます。  PCBは、その絶縁性に優れていることから、絶縁油として変圧器(トランス)等に広く使用されています。PCBそのものを意として使用したものが高濃度PCBと呼ばれているのに対し、意図せずPCBが混入したもの及びPCB濃度が5,000mg/kg以下のものが低濃度PCB(微量PCB)と呼ばれています。全国で柱状トランス以外の電気機器が約120万台、柱状トランスが約146万台、OFケーブルが約1,400kmと推計されています。

主なPCB廃棄物

PCBは、無色透明で化学的に安定で、耐熱性、絶縁性や非水溶性など優れた性質を持っていたため変圧器やコンデンサ・安定器などの電気機器用絶縁油や感圧紙、塗料、印刷インキの溶剤などに、幅広く利用されました。

PCB廃棄物の処理期限

日本では、1954年(昭和29年)に製造が始まったが、1968年(昭和43年)に起こった「カネミ油症事件」をきっかけに、1972年(昭和47年)の生産・使用の中止等となり、1975年(昭和50年)に製造および輸入が原則禁止されました。また現在は新たに製造することは法律で禁止されており、PCB排出事業者は、平成39年3月31日までに全てのPCB廃棄物の処分をしなければなりません。

その中でも高濃度PCB廃棄物は、平成35年3月31日の処理期限に向けて早急な手続きが必要になってきます。JESCO(日本環境安全事業(株))へ「予備登録」を行い、処理委託契約の半年前までに「搬入荷姿登録」の届け出を行いましょう。

この予備登録から実際にJESCOへの搬入までは、時間を要してしまいます。また期限間際になると混雑が予想されるため、早めに手続きを完了させましょう。

環境大臣または都道府県知事(政令指定都市にあっては市長)は事業者が期間内にPCB廃棄物を処理するように必要な措置を命ずることができます。この改善命令に違反すると3年以下の懲役もしくは1000万円以下の罰金に処し、またはこれを併科されてしまいます。

PCBの処理方法

(1)脱塩素化分解

この方式は、化学反応により、PCB分子中の塩素原子を水素等に置き換え、ビフェニルなどのPCB以外の物質に変化させるものである。反応条件や、使用する試薬の違いによって、幾つかの方法があるが、金属ナトリウム等のアルカリ金属を触媒として使用することが多いです。同方式の一つであるアルカリ触媒分解法(BCD法:Base Catalyzed Decomposition)では、PCBを含む絶縁油にアルカリと添加剤(PCBの分解を促進させる薬品)を添加し、窒素下で、約300~320℃に加熱して脱塩素化分解をします。また、国内の電力会社が設置した絶縁油リサイクルセンターでは、BCD法によって低濃度PCB絶縁油を処理し、PCB濃度が基準値以下であることをしっかりと確認した上で、リサイクル油として出荷しています。

(2)水熱酸化分解

高温高圧下での水の反応性の高さを利用して、PCBを完全分解する方法です。反応生成物は、自然界に普通に存在する水、二酸化炭素、塩化ナトリウムになります。超臨界水(高温(約370℃以上)・高圧(約22MPa以上)条件下で、液体と気体の区別がなくなった状態の水に酸素を導入して物質を酸化分解させる超臨界水酸化法や、380℃、27MPaの条件下で熱水を溶媒として炭酸ナトリウムを用いて物質を分解する水熱分解法などがあります。

(3)還元熱化学分解

酸素のない還元的な状態の高温下で、PCBを脱塩素化(還元反応)し、分解する方式です。同方式の一つである、気相水素還元法(エコロジックプロセス法)は、無酸素水素雰囲気中、常圧下850℃以上にPCBを加熱することで、数秒の反応時間にて、無触媒で脱塩素化できます。ここでは反応生成物として、メタン、一酸化炭素、二酸化炭素、塩化ナトリウムが生成されます。

(4)光分解

紫外線を照射することで、PCB中の塩素を脱離させる方法です。PCBとイソプロピルアルコール及び水酸化ナトリウムを、60℃以下の常圧で混合し、紫外線(波長250~300nm)を照射することによりPCBを脱塩素化し、ほとんどのPCBを分解させる。ここで残ったPCBを分解するためのプロセスを後段に設けます。後段のプロセスが化学反応の場合には、75℃に加温し、触媒を加えて化学反応を行うことで、脱塩素化処理を行う。反応生成物は、水、塩化ナトリウム、ビフェニル、アセトンです。後段のプロセスに微生物処理を加えた場合は、紫外線でPCBの脱塩素処理を行い、2段階の微生物処理にて、二酸化炭素、水、塩化水素に分解します。

(5)プラズマ分解

アルゴンのプラズマを発生させ、3,000℃以上の高温プラズマ中にPCBを噴霧注入することにより、PCBを炭酸ガスや水、塩化水素、水素などに分解させる方法です。三菱化学の四日市事業所では、過去にPCBを製造していた三菱モンサント化成が保管していたPCB968t(PCB濃度約50%)を、プラズマ分解法により約1年間(平成16年4月~平成17年5月)で無害化処理した。この方式では、熱分解筒に導入された液体状のPCBは、超高温のアルゴンプラズマによって、瞬時に原子レベルにまで分解されます。PCBの分解後には、一酸化炭素、二酸化炭素、塩化水素ガス、水素ガス、水蒸気が生成されます。これらは食塩、炭酸塩として固形化回収され、気体成分は排ガス処理工程において浄化されます。

(6)高温焼却

1,100℃以上の高温で焼却することで、ダイオキシン類の生成を防ぎつつ分解します。しかし日本では、同方式に対する周辺住民の不安の声が強く、普及はしていません。かつてPCBを製造していた鐘淵化学工業での実績があるのみです。

(7)機械化学分解

メカノケミカル反応の原理を活用し、固相状態において化学反応をおこさせる非加熱分解方法です。代表的な技術としては、ラジカルプラネット法があります。有機塩素化合物を生石灰と共に密閉容器に入れ、脱塩素することにより生じた塩素を生石灰と化学反応させ、CaCl2やCa(OH)Clとして除去します。

(8)溶融分解

処理対象物を千数百℃以上の高温で溶融分解する方法です。PCB汚染土壌に対しても適用される方法になっています。同方式にはプラズマ溶融法やジオメルト法があります。この方式では有機物は分解・ガス化され、無機物はガラス固化体及び金属体となります。

(9)洗浄

PCB汚染物(トランス、コンデンサ等)を解体し、各部材を溶剤によって洗浄する方法です。溶剤は、回収後に溶剤中のPCBを分離・除去した上で、再利用されます。PCBは化学処理によって無害化処理をおこないます。使用する溶剤や洗浄法により、種々の方法が存在します。

(10)分離

PCBで汚染された電気機器などから、PCBを分離回収する技術である。代表的な技術として、真空加熱分離(Vacuum Thermal Recycling:VTR)法が挙げられます。VTR法には、複雑な構造物から容易にPCBを回収できるという利点があります。実際だと液状PCBが付着、混入した電気機器(柱上トランス、コンデンサーなど)は、内部構造が複雑であるため、解体せずにPCBを完全に取り出すことが困難になります。同法は、真空加熱炉内でPCB汚染物からPCBを蒸発させることによって取り除くため、PCBを容器内に残すことなく取り除くことが可能です。処理後は容器のみが残るので、スクラップなどとしてリサイクルが可能である。また、分離したPCBは冷却して液体として回収した後、化学処理によって無害化処理します。

PCB処理実績

公共施設、製造工場、病院

タムラエンバイロでは、オオノ開發(株)(愛媛県松山市)と提携し、低濃度PCBの処理事業に2017年4月から取り組んでいます。具体的には、お客様の意向調査を行い、必要であれば、分析調査を行った上で、低濃度PCBを使用する機器等の処理計画を策定します。

低濃度PCBの収集運搬作業については、非常に厳しい作業手順が決められていて、タムラエンバイロではこれらの作業手順を身につけた社員が従事します。収集運搬業の許可は、山口県と愛媛県の特別管理産業廃棄物(低濃度PCB)の許可を取得しています。

タムラエンバイロでは、全国でも実績がトップクラスのオオノ開發(株)と提携し、収集運搬時に絶縁油漏れの事故等がないように万全な体制で、低濃度PCBの処理業務に取り組んでいます。

低濃度PCB処理については、処分期限が定められていることから、所有者の皆様が計画的に早めに処分できるようセミナーを開催し、処理計画の作成をお手伝いしています。

FLOW

処理サービスご利用の流れ

STEP 01

お問い合わせ

お電話、お問い合わせフォームからお気軽にお問い合わせ下さい。
083-941-0883
【受付時間】8:00〜17:00(平日のみ)

STEP 02

内容のヒアリング

ヒアリングを基に仕様書を作成します。仕様書のみをお送りする場合もございますが、お客様に納得いただけるように直接お会いして内容のご説明させていただき、提案事項もお伝えさせていただきます。

STEP 03

仕様書の作成、
内容のご説明・ご提案

ヒアリングを基に仕様書を作成します。仕様書のみをお送りする場合もございますが、お客様に納得いただけるように直接お会いして内容のご説明させていただき、提案事項もお伝えさせていただきます。

STEP 04

発注・準備

仕様書にご納得いただければお取引の開始となります。弊社にて車両を用意させていただき、仕様書に基づいて収集運搬、処理を行っていきます。

STEP 05

最適な処分

中間処分場に持ち込んだ後は、法に従って最適に処分を進めさせていただきます。廃棄物の処理には許可が必要ですが、田村ビルズグループでは複数の協力業者様と提携していますので、大半の廃棄物の適正処理を行うことができます。

CONTACT

お問い合わせ

産業廃棄物のご相談は以下の電話番号・フォームからお問い合わせください。

083-941-0883【受付時間】8:00〜17:00(平日のみ)